紙と鉱質インク

これらのスケッチは明暗さまざまな心象を(そのとおり)写実した言語記録(紙と鉱質インク)です

アフィリエイトブログに写真を無断転載された話

自分のブログの写真がアフィリエイトブログに無断転載されていることに偶然気付いたのは今から二日前の深夜。

なんとなく、フレグランスメーカー「モダンノーツ」の新作についての感想を漁っていた時の話。

私のブログに掲載した写真によく似た画像を使うブログに偶然とんだ。

はじめは、何かの見間違いだと思い自分のブログ記事を確認し比較すると、どうやら間違いない。無断転載というやつだ。

無断転載された写真は2016/08/23 21:11に私の所有するカメラα6000で私自身が自室で撮影したもので、最近のデジタルカメラの記録媒体には、詳細な記録情報がある。

元画像はむちゃくちゃに圧縮されて、さも記事を書いたブロガーが使用していると捉えられる文面ともに掲載されていた。その記事は私の記事と同じく、男性向けにフレグランスを使う際の使用感や注意事項などが記載されており、画像は自分の使用感を表明するために利用されていた。その画像が無断転載となれば、記事の信ぴょう性が著しく低いことは明白だった。

一般的に、写真は創作された時点で自動的に著作権が発生する。他人に著作権を譲渡しない限りは、撮影者に著作権があるのが原則だ。

www.jps.gr.jp

ウィキによれば故意に著作権侵害をした者に対しては刑事罰が課されることもあるようだ。

著作権を故意に侵害した者は、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金に処せられる(懲役と罰金が併科されることもある)(119条)

今回問題となるのは、

  • 私が撮影した写真についての出典を明記していないこと。
  • 写真が転載されていることを私は事前に知らされておらず、写真の著作権を譲渡していないにもかかわらず無断で利用されていること。
  • その私の写真を無断で利用した記事はアフィリエイトによって収益化されていることなどが挙げられる。

また事前に、私のブログには無断転載を遠慮いただきたい旨も記載していた。

monpanache.hatenablog.com

以上のことから、写真の著作権が侵害されていることは明白だった。

はじめに相手側のブログのコメント欄に私の写真であることの報告と写真の無断転載に伴う記事の信ぴょう性の乏しさを批判、そして写真を取り下げることを要求する書き込みをした。ブログのコメントが確認されないことも考えてツイッタ―をやっていたので、そちらにも書き込みをしたことを報告するリプライを送った。が、あえなく無視される。

なので今朝、グーグルに権利侵害申請をした。即日で要請が通った。

一応、2日も返事を待ったのだから、これぐらいのリスクはあって当然だ。容赦している場合ではない。

ネット上の多くの無断転載された前例から助言を借りて、Whoisを使って相手のドメイン管理会社も判明した。ドメイン取得日は 2017年08月12日であることも分かった。

そのドメイン管理会社には「不法行為・迷惑行為の報告」の窓口がある。ここに提供された情報を元に、対象ユーザへの事実確認などの調査が行なわれる。ので「著作権の侵害に該当するコンテンツ」として報告しようと思ったが、本名があちら側に開示されるという。

多くのネット上の前例をみるに、最終的には警察や弁護士に相談するのが正当な方法であるようだ。そこまでするほど暇ではない。次やってきたら速攻で倒しにいくだろう。

無断転載されたのは正直腹が立つわけだが、私のブログにも改善の余地があるので、右クリック・範囲選択禁止などのスクリプトを使用してみた。ちゃんと機能しているだろうか。

この対応は時間稼ぎでありその場しのぎではあるが、現状、無断転載を完全に未然に防ぐことも敵わないのは、いろんなサイトを回るにつけ致しかたないのかもしれない。

なにか、ほかにいい方法あれば実行したいけれど。それだけはくやしい。

無断転載に関してはこちらから全力で叩きのめすことが最善手になってきているので、一昔前のような泣き寝入りもなくなってきているのは、多くの前例が教えてくれ勇気づけてくれた。

やろうと思えばやれるのだから、知らないフリや無視をし続ければどうにかなると思ったら大間違いだ。今回の件は、再度返事の催促をしたところ連絡がついさきほど届いた。記事の写真も撤回されていることも確認。無事落着し、一安心だ。

今回の件を教訓としてみれば、広い意味での暴力に言論は萎縮してはいけないということだ。今後も写真は残していきたいし、私の良心におとなしく従って、好きなことを好きなだけ書いていきたい。